料理は、旬の地元の食材を多く用いた創作懐石料理。温かいものは温かく、冷たいものは冷たく、一品ずつ持ってきて下さいます。華美な演出を嫌い、量の多さよりも質の良さを大切にしているそうです。
前菜は、ひな祭りも近い如月にぴったりの一揃え。中央には金の屏風よろしく市松模様の金色の敷物の上に、お雛様が鎮座ましましています。雛寿司。烏賊と干子 スモークサーモンと桃枝 。
ちょっと乾いていたのは残念。でも見た目にも嬉しい前菜です。左手には公魚南蛮漬け 蟹奉書巻き。ん~公魚おいしいな!南蛮漬けの具合も好み。一口で頂ける奉書巻きもおいしい。右手には菱餅真薯 一寸豆。 春ですねー粋ですねー!
飲み物は、ミニ冷酒をお願いしました。辛口をお願いすると、眞名鶴が出てきました。メニューにそのときにあるものが表記されておらず、注文したときに銘柄が出てこなかったので、ちょっと不安でしたが(未だ飲んでいないものを飲みたかったので)良かった。
平成29年度金沢国税局酒類鑑評会にて吟醸の部:極上大吟醸厳選素材=優等賞受賞、金沢酵母吟醸の部:大吟醸 福一=優等賞受賞など、実績の有る高級酒専門酒造さんだそうです。越前大野は今回は行かなかったから、次回は行きたいなぁ。
辛口ながらもスッと喉越しの良い、飲みやすいお酒でした。美味しい~。お次は向付。左には越前塩、右には金沢 直源醤油。直源醤油さんは創業文政八年(1825年)の老舗。こちらも美味しかったのですが、越前塩!これ!美味しい!!!
思わず、帰りに買って帰りましたよ。料理が途切れたときに、これとわさびでちびちびやってしまいました。で、わさびは長野県産本山葵!自分でおろして~ん~ツンと鼻に抜ける香りがいい!美味しいねぇぇぇ。いやー日本人で良かった。
これらをつけて頂くのは~がさ海老、針魚、本鮪、真ハタ、あしらい一式。すのこの上に綺麗な大葉、刺身に紫蘇の実、紅蓼、赤トサカ、海藻クリスタル。盛り付けも美しい!
がさ海老、食べたかったんですよねー!!!それなりのところに行かないと、関東じゃなかなか出逢えませんから(ま、ここはそれなりのところだけれど)。サヨリも真ハタも初めて刺身で食べましたよ~歯ごたえ良く新鮮で美味しいです!
お次、椀物。つるや特製鱶鰭スープ 黄金仕立て 洗い葱。ん~なんとも美しい蓋付き椀。半月盆もこれも越前塗りなのかなと思っていましたが、河田塗りのようです。綺麗!!!素敵な器で頂く食事はまた、格別。手に優しく馴染みますね~。
こちらも染み渡るような出汁が効いた熱々スープで、純然たる和食も良いですが、創作懐石だとたまにこういう毛色の違うものが入ると刺激があっていいですね。これがなんとも贅沢!鱶鰭スープなんて長い繊維がびよーんと入ったものしか飲んだことないですから~
小さいのですが、しっかりとした形の鱶鰭がいっぱい入ってるー!!!やーこういう形でリッチに頂くのはいいですね!やっぱり舌触りが違うわー。歯ごたえが抜群。そういえば、鯖江市の小学校給食には漆器が導入されているそうです。素晴らしい。
お次、洋皿。国産牛 一口ステーキ 芽キャベツ 大黒苫地 パプリカ ベビーリーフ。若狭牛じゃないところが残念ですが仕方がない。仲居さんが柔らかいですよ~と仰ったのですが、ホントに!火入れ抜群。この芽キャベツも苦味が上品で美味しいなぁ。

大黒占地、初めて頂きました!美味しいですね!本シメジの軸部分が徳利状に膨らんだものが、大黒様のお腹のようだと言うことでこの名が付いたようです。マツタケなどよりもアミノ酸が豊富で、確かに旨味が濃いです。
焼物。甘内若狭焼 紫蘇蓮根。ん~この器もいいですねぇ。若狭ぐじも、食べたかったもののひとつ!今回は食べたいものが悉く食べられて嬉しい。上には木の芽。軽く焦げ目の付いた甘鯛は皮目が香ばしく、中はふっくらジューシー。
若狭焼は、酒または酒にしょうゆを合わせたたれ(若狭地)を皮にかけながら、うろこが逆立たないようにこんがりと丁寧に焼き上げ、うろこごと食べるもの。私は若狭焼きじゃなくても大体魚の皮は頂きますが、こうして焼いてあると更に美味しいですねー。
手間が掛かる焼き方ですね。で、添えられた蓮根がまぁ、可愛い!こんな小さいのにしっかり蓮根。綺麗なピンク色で、美しい。さっぱりとして上品な酸味。美味しい。
お次、揚げ物。雲子湯葉茶巾揚げ 若狭河豚菜の花巻 ミニトマト 青唐 越前塩 レモン。まぁ~真紅のお盆に映える!越前塩の器も素敵。籠盛りの天麩羅は~油切れもよく、あっつあつ!
若狭河豚はおととい敦賀で頂きましたが、天麩羅やから揚げなどの揚げ物はそのときはコースに入っていなかったので、これは嬉しい!ん~菜の花は今季初です!淡白な河豚ですが、若狭河豚はてっちりに合うなぁと思っていたので、揚げ物にもいける!
ふきのとうも、今季初!ん~春の恵み~~~!!!ミニトマトも甘みが強くて美味しいです!そして雲子は鱈の白子。白子大好き!とろりととろける様な濃厚さ。美味しい~!
お次、焚合せ。牡蠣の柚子味噌煮 蕪含め煮 梅人参 うぐいす菜。こちらもアツアツです。落ち着いた色の器ですが、ところどころに施された金色が映えます。開けると~うぉ~柚子のいい香り!もうね、牡蠣がぷっくりとしていて立派!美味しい!梅人参の繊細な薄さ、舌触りの良い綺麗な切り方です。
うぐいす菜は京の伝統野菜の一つで蕪の一種だそう。江戸時代中期に中京区神泉苑町の農家が、天王寺かぶの早生種作出のために選抜淘汰して出来たされ、早春の菜としてうぐいすの鳴く頃に収穫されることからこう呼ばれたとも言われているんだとか。
当時は役人や公家などお偉い方々の専用食材だったそうですが、現在は生産量も極僅かで、高級料亭などに卸される程度しかないとか。おおお、貴重~!非常に高価らしいです。それで、この存在感な訳か。
お次、お食事。ご飯 芦原産コシヒカリ 農事組合法人 グリーンファーム角屋さん お漬物 山葵昆布 長芋 京菜 留め椀 清汁仕立て 焼椎茸 海老つみれ 三つ葉。うぉ~しっかり鶴の柄のお椀で来ました!流石つるやさん。
お漬物の盛り付けもしっかり。山葵昆布、美味しいなぁ。佃煮感が程よい。長芋もほんのりピンクに染まっていて綺麗で、シャキッと美味しい。京菜は程よい歯ごたえでこちらもいい塩梅。
椎茸が立派で、なるほど焼いて入れるのってまた香ばしさが加わって美味しいですね~。海老つみれは流石の美味しさ。ふっくらと柔らかいのに海老の食感が素晴らしい。三つ葉も綺麗。味は割としっかり目でした。
ご飯は、おひつにも入ってきましたよ~。こちらも米粒が立っていて、きらきら光ってる~!美味しい~!グリーンファーム角屋さんは、集団的なブロックローテーション方式で効率的な集落農業を実践されている組合だそうです。
こうして生産者さんの名前を載せるということは、それだけ素材にも自信を持っているということですからね~。そして、信頼関係が築けていると言うことでしょう。殊更に安心して頂けます。
お茶も頂きましたよ~お茶、美味しいんだけれど料理に比べるとちょっと普通すぎるかなぁ。お湯飲みは…有田焼?違うかな。最後は水菓子。芦原 岡田農園さんのべにほっぺ メロン 冬の福井名物 あわら 岡本菓舗さんの水羊羹。
あぁ、こういうのが理想!良く旅館で、いい和食が出てきたのに最後に何故かケーキとか出てきちゃうのが、いつも勿体無いなぁって思うのです。私はやっぱり水菓子が一番だと思う。更に、地元の御菓子が付いて云うことなし!
メロン、甘いです~。そしてべにほっぺ、んんん~めっちゃ甘~い!!!美味しい~!そして軸付き!綺麗にへたが取れたりして、新鮮さが実感できます。そして水羊羹、こちらも今冬初めて知った冬の味。
福井では、水羊羹はこたつに入ってみかん、と同じように冬に味わうものなのだそうです。去年初めて頂きましたが、さっぱりしていて美味しいんです!ん~堪能しましたー!全てがおいしい夕食、御馳走様でした~~~‼️