大森駅東口より徒歩1分。この辺りは飲食店が立ち並ぶエリア、チェーン店と個人店がいい具合にミックスされています。が、夜に一人でご飯となると、矢張り選択肢は限られてくる訳で。
別日に店の前を通りかかり、セットメニューもあるので今度来てみようと思っていた次第。平日19時頃、先客3組後客2組。今知りましたが、8月にオープンしたばかりのお店。関西と東京を中心に店舗を展開。
台湾の屋台をイメージした店内はとても明るく、提灯がいい感じ。テーブルは小さく椅子は簡素。店頭はガラス張りなので中の様子が分かるのも入りやすいし、このご時世だからか、店頭で飲食されている方も。
ちょっと期待していた開瓶環保夾は流石に無かったけれど(扇風機の風などで、割りばし袋が飛んでいかないように挟んでおくもの。そもそも割りばしが袋に入っていないw)、セットメニューは900円からとリーズナブル。
内容は担々麺・雲呑麺・炒米粉・担仔麺・魯肉飯・海老炒飯・陳麻婆飯・炸鶏排飯と、小籠包・焼売それぞれから選ぶスタイル。その他、一品料理やアルコールにソフトドリンクもあり、2~3人なら色々な料理が楽しめそう。
先ずはパンダビール 600円。余り外でひとりで呑むことはないのですが、こういうところに来ちゃうとね~雰囲気もあって吞みたくもなります。特に仕事後だとね。
パンダビールって今まで呑んだことなかったかも…それもその筈、元々は上海のビールだそうで、現在はベルギー産の第3カテゴリーのラガービールとし てライセンス生産されているとか。
名前はパンダなのに…なんだか複雑な生い立ちだなぁ。結構バランスの良いビールですね。海外のこういう、ライトな味わいは結構好きです。
こちらのお店の有難いところは、搾菜が食べ放題なところ。サービス料が取られない代わりにお通しもないので、これは嬉しい。ちょいピリ辛に味付けしてあって、薄切りカットも綺麗。
さて件のセットを頼むこととします。小籠包は絶対だけれど焼売も食べたい…セットはどちらかだし…あ、焼売のセットにして、小籠包を単品で頼めば良いのか。いいラインナップだな、このメニュー。
矢張りここは台湾ならでは、懐かしの担仔麺で行こう。高雄セット 950円(担仔麺)と 焼き小籠包四個 520円。點心は中国の国家資格「麺点師」を持つ方が作っているそうですが、各店にいらっしゃるのかな?
セットの三色焼売は、干貝2個に海老と豆腐が一つずつ。いっただっきまーすっ。蒸籠で蒸された焼売はアッツアツ。店内で手包みだそうです。豆腐はふわっふわな食感。
絹豆腐を焼売餡と合わせているそうで、味わいもヘルシー(つまりは淡白)なので、最初に食べた方が良いかも。口当たりが良いですね~。干貝は、干し貝柱を1日かけて水で戻し、たっぷりの貝出汁と貝柱を焼売餡と合わせているそう。
なるほど貝柱の旨みがいい!貝の旨味って、何物にも代えがたい深みがあります。海老は矢張り海老の身のぷりっぷり感が好き。一番人気は干貝焼売だそうですが、私は海老も推したい。そして担仔麺(タンツーメン)。
現地だと小碗で出てくることが多いですが、こちらは通常サイズ。海老出汁スープがいい!スープの色はやや濃いめですが味自体はそれほど濃くはありません。麺はかんすい多めのつるつる麺。ここで麺にコシとか求めてはいけません。
海老に肉味噌、青ネギトッピング。海老がぷりっぷり、肉味噌は甘辛で美味しいのですが、後乗せなのでスープとの温度差が残念。さて焼き小籠包!こちらは卓上の香酢・中国醤油・豆鼓辣油で頂きます。
専用の鉄鍋で焼き上げていて、こちらの看板メニュー。カリッと焼きあがった底面、やや弾力のある皮、溢れ出るスープ。美味しい!池袋の永祥生煎館の味が好きですが、こちらは座って落ち着いて頂けるのが良いですね。
店員さんは笑顔こそありませんが、応対は良いです。会計はCCも使えて便利。今度は是非、他のメニューも試してみたいです。帰りにラムネ頂きました☆彡ごちそうさまでしたー!!